おいで、おいで、幼い娘・・・その朝、彼女は悪魔と旅に出た・・・・
皆さん
こんばんは
最近、ピエロが登場するホラー映画ばかり見る機会が多く、気が付けばピエロの歴史まで調べるほどハマってしまいいつの間にか、僕のスマホの待ち受けが、マクドナルドの「ドナルド」に変更されていたぐらいにピエロに夢中になり過ぎている自分に多少なりとも恐怖感を覚え始めている僕がお送りすNO,movie NO,life!!のお時間です。
さて、今回の映画ブログは前振りであったピエロが登場する怖い映画ではなく、2連続続けての邦画でございます。
邦画は邦画でも今回はかなり古い作品で、少しトラウマ要素が入った作品。
それは、1980年に公開されました「震える舌」でございます。
この作品はもともと三木卓さんが1975年に発表した小説で、その後映画として公開されました。
いや~、見た感想は当時だからこそありえる身近な恐怖を描写している、ある意味素晴らしい映画だなと思いました。
さて、今作をご説明するに当たり書いておかないといけないワードが「破傷風」という病気(感染症)です。
この症状を簡単に説明しますと、土壌中に生息する嫌気性の破傷風菌 が、傷口から体内に侵入することで感染を起こし、その影響で痙攣などの発作、この激しい痙攣により呼吸困難などが併発し最悪死亡してしまう恐ろしい感染症なんです。
正直、僕はこの作品を見るまでこの「破傷風」という感染症を知らなかったんですが、感染の仕方が泥遊びで人体に入ってくる・・・というのが怖かったですね。
今は、時代が進み、泥などで遊ぶ機会も少なくなったと思うんですが、僕が小さい頃は泥んこ遊びは普通だったので、過去の自分と照らし合わせると、何かこみあげてくる?ものがありましたね。
てか、僕も結構な頻度で、泥んこ遊びをしていたので、僕自身が「破傷風」にならなかったのが不思議なくらいでした。
それでは、ここである平凡な家族を突然襲った感染症との闘病生活を描いた「震える舌」のあらすじをご紹介しましょう。
ある普通うの夕暮れ時、マンモス団地の近くで、いつものように泥んこ遊びをしていた三好昌子が、落ちていた小さな釘で手にケガをしてしまう。
昌子は、手の怪我を母・邦江に見せ、よくある軽い怪我だと思い自宅で一般的な消毒を行い治療をしたが、その数日後、娘の奇妙な歩き方・行動が気になった邦江と父・昭は娘にその不自然な行動について聞いてみると、昌子は「歩けるけど、歩きたくないの」と答えるのだった。
さらに、話し方もどこかおかしく、この異変を心配した二人は、念のため病院へと連れて行く。
しかし、、「何処も問題ない、大したことはない」と診断されてしまい、やりきれない気持ちで病院を門前払いされるのだった。
その夜、昌子は突然自分の舌を噛み切り、痙攣を起こしながら激しく苦しみ始めた。
この異常な娘の状態に、二人はすぐさま救急車を呼び大学病院へ向かう。
そして、緊急の処置もあって痙攣も治まり安堵につく二人に専門医が検査の結果を告げられた病名は「破傷風」という感染症だった。
破傷風とは、泥などによく含まれている菌であり、それが傷口から侵入し潜伏期間を経て、軽い言語の障害・身体の不自由・痙攣が起こり最悪の場合は死亡してしまうという恐ろしい感染症である。
この信じがたい事実を知った二人は愕然とするものの、隔離された病室に入院し必死に生きようとする娘の姿を見て二人は、娘が侵されている病気と闘う事を決意する。そして、このごく平凡な家族は、娘の症状を通して「破傷風」という恐ろしい悪魔の実態を思い知らされるのであった。
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