THE ONE
この曲は、「いつか、僕の半生」を描いた映画とか出来たらこの曲を最後のエンディングロールに流したいな・・・という想いで制作してみました。
詳しく書くと、僕は昔からロックなよりも映画音楽・サウンドトラックというものをよく聞いていて、自分の人生をこの時に振り返った時に、ここまでの道のりを「音楽」というもので表現したかったのです。
全体的にはテンポが速い楽曲であり、この影響は音楽を始めた頃よく聞いていた「ハードロック」の影響でもあり、オーソドックスなリフでイントロは構成されています。
主線のメロディー自体は、同じフレーズですが、繰り返されるパートの2週目は最初のフレーズをモチーフにしながらメロディーを変化させていったり、弾き方・聞かせ方を変えたりしていったりしています。
この部分は、サウンドトラックでよく聞かれる同じフレーズを様々な楽器で演奏するという部分からヒント得ていて、さすがにオーケストラのような様々音色での表現は難しいので、今回は「フレーズのモチーフを崩して演奏する」という点を代案として組み込んでいます。
中盤は、前半で主に主線のメロディーをギターで演奏するという内容だったので、中盤のソロは「The ギターソロ!!」というフレーズで構成しました。
序盤は、低フレットで少し泥臭いブルージーなフレーズを絡めつつ、その流れでオクターブに移動、そこから早いフレーズを入れつつ、メインのギターソロへと繋げました。
ギターソロが独立した雰囲気にならない様に、イントロの部分で使用したフレーズを絡めたりもしています。
そして、終盤では僕が制作したインストものの楽曲の中で初めて「歌」を入れました。
一応、歌詞という想いで入れてあるんですが、この曲はあくまでも「インスト」というジャンルにしたかったので歌詞の入っている小説も、「歌」では無くただの周りと同じ「音」という存在で聞いて頂ければと思います。
終盤は、イントロと同じオーソドックスなリフとタッピングを使用したフレーズに加え、主線メロディーのモチーフを少し変化させたフレーズで、エンディングへと向かっていき、一番最後は叩きつけるような雰囲気でギターの指盤を連打し、そしてこの感情任せに叩くギターのフレーズが終わった瞬間、同時に周りのアンサンブルも終わる(止まる)ことで、その後に訪れる「静けさ」が、この曲の「あり方・存在感」を何かしら感じる事が出来るのではないのかなと思います。
THE ONE
You said me!!
Alone all way in side…
You mind this lonely all the one!!
・・・静寂と闇に包まれて・・・
Stay with me!!
Why? tell me the way…
You find myself!!
失くした記憶に埋もれてた、あの日誓った約束は、有無を言わせない確実なもの!!
たとえ、想いが届かないくらい過酷な運命でも・・・