本格的に制作するCDのデザインコンセプトは、今ままでの半生に散りばめられた失くした記憶と失っていた宝物を探す旅だったのです。
皆さん
おはようござます。
思い返せば約数か月ぶりの制作日記を更新していこうかなと思います。
さて、本日は音楽の制作日記では無くデザインのお話でございます。
では何のデザインかと申しますとCDのジャケットのデザインでございます。
実は、来月2月からCD制作に当たりジャケットを制作することになり、期限が今月末でしたので、元旦から作業を始めて今週末には入稿も含めて全て終わりそうな感じなのでここいらで振り返ってみようかなという思いも兼ねて今回制作日記に書いていこうと思った訳でございます。
当初の予定は、今月末か2月上旬ぐらいで、結構時間を設けていたのですが、何とか終わりを迎えそうなので良かったなと今日この頃でございますが・・・
で、どんなデザインかといいますと、以前この制作日記でもご紹介した「The One」という曲があるんですが、今回はこの曲のデザインを考えてみました。
まずはデザインのコンセプトなんですが、この曲は軽くご説明しますと僕の半生を映画が出来たらこの曲をエンディングロールで流したい!!
という想いで制作したのです。
詳しい概要は下記のURLに貼り付けておくので興味があれば是非ご覧ください。
※「The One」楽曲説明
無くした記憶に埋もれていたあの日誓った約束は・・・・有無を言わせない確実なもの!!
そんな気持ちで制作したこの「The One」という曲なんですが、デザインも僕がこれまで行ってきた音楽、曲制作という事をアナログ?イラストみたいな感じで表現したかったのです。
こちらが今回の大まかなデザイン!!
上部は以前路上ライブなどを都会の中心部にて行なっていた時の状況を表現しており背景のコントラストも夕焼けから夜に移り変わる描写をグラデーションにて描いています。そして、真ん中のデザインは、ほぼ毎日のように座っている僕の作業場を主要な機材を描き表現。
向かって左には、パソコンで作業する際に使用するオーディオインターフェイスと、サイト確認用のiPad、右には、演奏しているほぼ全部の曲を録音している僕の長年の相棒、アナログなマルチトラックレコーディング(通称MTR)、そして、その録音した原型となる音源を取り込み、波形編集などにて細かい作業を行っていくパソコン達!!
そんな2畳程の小さい作業部屋を凝縮しジャケットの中央へ持って来ました。
他にも、ゲームのコントローラーやフィギュアなどあったんですが、(当初の予定ではあった)これ以上ゴチャゴチャするのはよろしくないと思い外しました(笑)
単純ではあるんですが、今までの音楽制作の時間に費やしている大半が、この小さい作業部屋という事もあったので、こちらを中央部に来るよう気持ち目立つ感じでレイアウトを考えたのです。
そして、最下部なんですが、こちらは中央部にて描写されている作業机で制作した曲のイメージ画像をそれぞれに組み合わせ、そのパネルを不透明度10%ぐらいにして、それをバックスクリーンに見立てシアターの王道な?幕で被せてあります。
その不透明度のバックグラウンドに今回の曲のタイトルでもある「The One」という曲名を入れて、本来の曲のコンセプトでもあるエンディング曲で流れているようなレイアウトにしているのです。
さらに赤い幕の下(椅子の辺り)には、今回の登場人物でもあるキャラクターを配置し、左側では口笛を吹き意気揚々とスタジオ、ライブに出掛けている様子を表現し、一方、右側では、あまり自分では上手くいかなかった・・・という落胆している様子を表現しており、それぞれ対照的なキャラクターを配置。
そして対照的なキャラクターを音の波形の波で繋ぐ事で常にこの状況が「繰り返しループされている」という意味も込めて制作してみました。
最後に、これらのすべての描写を映画のワンシーンという設定にして、上下に白黒のフィルムで挟む事で、現在進行形で続いている人生=長い映画フィルムの中の「1コマ」というイメージになっております。
如何でしたでしょうか?
ザッとではあるんですが全体的な構図とそれぞれのテーマイメージをご説明いたしました。
最初は、結構シンプルなデザインもあったんですが、個人的には派手なデザインが好みという事もあり今回の曲「The One」という楽曲が、出来るまでの場所であったり思いついた場所などなど、細かい所まで思い返していけば僕の半生の中にたくさん散りばめられているので、今回のデザインがしっくりくるような気がしました。
いや~今回はあまりゲームのお話ではなく真面目な制作日記のお話をご紹介いたしました~!!
2月から本格的に楽器を録音していくので頑張らなければ・・・・
それでは、またの機会に
今年一発目の制作日記でございました!!